基本的におとうふの日常を綴るブログ

おとうふが好きです。TEAM NACS、ヒプノシスマイク 、京極夏彦、自分磨きとかも好きです。

私の『ビジョントリガー』〜ホステスちゃんとアニキの話〜

いつもは『推しが尊い』話が多いですが、

(ご心配なく、自覚はあるさ) 


今日はちょっと私自身の話をしてみます☆




松田友一トレーナーの『ビジョントリガー』には先日少し触れましたが、

きっかけはASKアカデミー・ジャパン株式会社の研修、

『ASKベーシックコース(Basic Course)』に参加したからなんですね。 


“気づく”ことが人生の成功を“築く”んです。



正月で『ビジョントリガー』を読み返していろいろ思い出しました。

もったいないから書きとめとこう。







私とアニキの出会いの話


昔、

ダブルワークでキャバ嬢やってまして。


で、

その系列店で、

その流れでホステスやってまして。




よく自分で自分のドレスのすそを踏んでこけかけてました(笑)


ロングドレスはいいよー、

座った時に少し脚を広げれるからね!

ミニドレスはパンツ見えちゃうからね(笑)

パンツよりお腹のお肉見られる方が恥ずかしいよね!(笑)

脱線しないよ!!

今日も真面目だよ!!




お店にお客さんがゼロですっからかんな時は、

店の女の子が順番に、

店頭で出待ちしてたんですね。

もちろんドレス来たまんま。

キャッチにあらず。出待ちなり。



今みたいな寒い時期はドレスにコート着て、

足元にはストーブ出してたわ(笑)

あんまり寒さ変わんないよー(笑)




で、


たまに私が出た時に、

よく会う方がおりまして。



最後まで名前は知らないままだったんですけど、

『アニキ』ってママには呼ばれてて。



見た目はまんま、

ヒゲ面の太っちょの中年のおっちゃん(笑)



全然ウチの店には来てくれないのに

他所の店に行く時にウチの店の前を通って行くので、


『今度は来てくださいね~』


『行かへんわ!』


みたいな、

うっすい内容の会話のキャッチボールをしている関係でした。






アニキのカミングアウト


でね。


そのアニキが、
私が立ってる時にまた通りかかりまして。


いつものうっすい会話の後に


『自分の精子の活動量が平均の30%しかないらしい』


『それが原因で彼女と別れた』


って話してくれて。





で、




『お前は元気な子を産めや』

と言ってくれたんですけど。



アニキが思ってる私はきっと、

『はい』

と返事すると思ってたのかもしれません。



でもホントの私は

『はい』って言えないんです。

言うとしてもハードルが高いのです。




いや、
『そうですねー』
っていう受け流しスキルは長年の夜の接客で身につけました。



でも、
(たぶん)本音を言ってくれた人に対して、私も本音で返したくなったんです。



だからってただの立ち話の途中で、
カミングアウトにカミングアウト重ねるほど込み入った感じでもなかったので、


『私も難ありですねー』


と、
ふわっと匂わせて伝えました。
ふわっと、ね(笑)



『そうなんか』


とアニキは言って、
また別の場所へ向かいました。


ウチの店こやんのかーい!!!







アニキ、来店。


で、
その後。
ちょうどこの時期くらい。


初めて来てくれたんですよ。
アニキ。

ウチの店に。
しかも私を指名で。


お店もいい感じに混んでいたので、
私一人で接客。


アニキ、
この前の話の続きをしたかったらしいんですね。

あわわ、気を遣わせてしまって申し訳ない。
聴いた人の気持ちを考えなかった私のエゴでした。

とかなんとか心の中で言い訳考えてたら。




『この先、
〇〇ちゃんがいろんな人に出会っていって、
その隣が俺じゃないとしても、
〇〇ちゃんが幸せになるのを願ってる』




と話してくれまして。



名前も知らないのに、
なんでこの人は目の前の私にこんな言葉をくれるんだろう。



なんで私よりも私の可能性を見てくれてるんだろう。


私よりも私の幸せを願ってくれて、
私よりも私に期待してくれるんだろう。




そういう感情とか涙とかがボロッボロ出てきまして。
ウォータープルーフマスカラはウォータープルーフではなかったよ。




もう接客できる状態ではなかった(笑)のと、
アニキはその言葉を私に届けに来てくれただけみたいだったので、
すぐにお帰りになられました。


ありがとうアニキ。







私の『ビジョントリガー』


アニキが帰って、

私も帰宅して、

お風呂入って、

いろいろ出来事を振り返って、
気がつきました。





『まだ出会ってなくても、
まだ名前を知らなくても、
私も誰かの幸せを願うことができること。
私も誰かの応援をすることができること。』


『誰かにその想いを伝えることを、私はこれからしていけること』



『私が私の成長を期待してること』

 

あの時の感動は、
今でもずっと糧になっています。



だから、
あの、
うまく伝えれてるかはわからないのですが。




誰かが何かを踏み出す一歩の勇気に、
微力でもお力添えができますように。





ラブイズアクションやで。