【新社会人向け】西原理恵子先生の『最後の講義 完全版』がついに書籍化!!【いややはり全員向け】
ごきげんよう、おとうふの粕漬けです。
以前、西原理恵子先生の書籍『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』について書きました。
漫画化された件についても書きました。
この本を紹介するときに、2018年8月26日(日)にNHK BS1にて放送された『最後の講義〜未来に託すメッセージ〜 西原理恵子』という番組がありました。
再放送も何回かされていたそうなんですが、タイミングが合わずいつか見たい見たい…と思っていたらとうとう書籍化されました!!!!!嬉しい!!!
時期的に環境が変わる女の子にプレゼントしたい。
特に新社会人の子には熨斗つけてプレゼントしたい。
モテたいって子にはコソッと教えてあげたい(ただし後悔しても知らん)
男の子も女の子も、これから生きてくのに武器は多い方がいいでしょ。
需要があると判断してくれた制作陣に感謝。
早速、電子書籍で読了しました。
こっから感想を書いていきますが、これから読む方には紙媒体をオススメしたいです。
なぜなら、あなたからあなたの大事な人にプレゼントができるからです。
私もそのうち紙媒体で購入します(電子も電子で荷物減るのでよきなり)。
西原理恵子先生の『最後の講義 完全版』とはどんな本?
西原理恵子先生とは?
どの角度からこのお方を見るのかによってだいぶ印象が変わると思うのですが、
受賞経歴は下記の通り多数ある作家さんです。
1964年高知県生まれ。88年『ちくろ幼稚園』でメジャーデビュー。
2004年『毎日かあさん カニ母編』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞
作品は実写映画化もされていたり、
2013年には第6回ベストマザー賞(文芸部門)も受賞されていたり、
ギャンブル関係とか旅行の体験記とかもいっぱいあります(今回は省略(笑))
カメラマンの故・鴨志田穣さんと結婚して一男一女を授かり、鴨志田さんとの死別後、高須クリニックの高須克弥さんの彼女さんでもあります。
『最後の講義』とは?
コンピュータ科学博士号を持つランディ・パウシュさんが、膵癌の末期症状で余命半年となり母校のカーネギー・メロン大学で「最後の授業:子供時代に抱いた夢の実現」と言う名の講義をされました。
この講義は動画サイトにアップされたり(1800万アクセス超!)書籍化され、今でも触れることができます。
日本でもNHKにてドキュメンタリー番組として制作され、2017年7月17日に放送された『最後の講義「石黒浩教授」』は第55回ギャラクシー賞テレビ部門奨励賞を受賞しています。
「最後の講義」は、知的最前線に立つスペシャリストたちが「もし今日が最後だとしたら、何を語るか」という問いの元、講義を行ってもらい、それをまるごと番組化したものです。
大学教授の皆さんは、引退する直前に「最終講義」を行いますが、この番組は、引退する教授ではなく、今まさにトップランナーとして活躍する皆さんが「最後だとしたら…」を考え、メッセージを若い世代に贈ります。いわゆる「最後の晩餐」の知性版と言えるかもしれません。
(NHKドキュメンタリー - 最後の講義「石黒浩教授」より引用)
『 最後の講義 完全版』は他にも書籍化されてるんですって!
『 最後の講義 完全版』は西原理恵子先生の他にも、
福岡伸一教授
大林宣彦監督
石黒浩教授
の講義も書籍化されています。
大事なものは後世に伝えなきゃですもんね。
余談:私が今、この記事を書く原動力は『怒り』なのかも
西原理恵子先生の『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』は、先生の娘さんや、これから生きていく女性に向けて送った作品だとインタビューで話されていらっしゃいました。
『 最後の講義 完全版』を読む前のつい最近、電車で移動中に2人の男性の会話が耳に入ってきたんです。
ちょうど『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』の話をされていたようでした(耳ダンボ)。
A:『あの本読んだけど、あれってDV受けた人向けの内容でしょう?
僕からはあんまりオススメすることはないなぁ~』
B:『そうですよねぇ』
………そうならないように、そうなってしまってもそのままでいないように、人生の先輩からの赤裸々なプレゼントだと私は思っていたのでおっさんの発言に衝撃を受けました。いやマジ正直ドン引き(←韻踏めた☆)
確かに本を読んだ感想は人それぞれ。
でも何故どうして私はこのおっさんA&Bに嫌悪感をもったのだろう。
別にこのおっさんの理解を得ようとは思わないし、このおっさんと一生分かり合えなくてもおっさんはおっさんなりに生きていくと思うし、とにかくこんな人とは物理的に可及的速やかに距離を置こう。
OKOK、私はそんなに暇じゃない。
ま、距離は置いてもこの感情の原因は究明しておくとして。
きっと『価値観が違う』ゆえの拒否感?なのかしら?
こういった時の対応のヒントも、お下品にわかりやすく『最後の講義 完全版』に答えがありました。
西原理恵子先生の『最後の講義 完全版』感想
この講義は東京女子大学で開催され、大学生・大学院生がその公開収録に参加することができました。うらやましいなぁ。
人生の先輩からの、理想論でなく実践で使える『危機回避の方法』
勉強すること、働き続けること、稼ぎ続けること
リアルに大事な人(もちろん自分含めて)を守るには、考え方も働き方も効果的に、武器も選べるようになっといた方がいいです。
20代はピンと来ないかもしれないけど、30代になった今は身をもって知りました。
学校で学んだ内容が無駄ってわけではないけれど、社会人こそ勉強は必要だと思うし、もっと早くこういったことは教えといてくれよぉ!と思うこともしばしば。
で、この『最後の講義 完全版』を読もうと思った自分の行動は絶対に消費じゃなくて投資だと思いました。
ここで得たメンタルで稼いで回収すれば、より強い女になってるたぶん。
本当に困ったときは専門家に相談すること
『最後の講義 完全版』では西原先生の前夫・鴨志田穣さんのアルコール依存症の話・DVの話も出てきます。
病気の診断・治療はお医者さんのお仕事、家族は後方支援。
稼いでないと後方支援も継続できないですもの。
私のできることは、『できることを精いっぱいやる』ことなんです。
そして、できることを増やす勉強も!
そうだよホントおっさんにドン引きしてる場合じゃないのよ~(笑)
人生のかじ取りを人任せにしないこと
自分の人生は自分で築く。
なぜなら人に任せたらその人が憎くなる時がくるかもしれないから。
良好な人間関係を継続する秘訣ってコレもひとつなんだろうなと。
ウエストのない世界へ
西原先生曰く、40代でやってくるそうです。
30代でもう私は迎えてしまいそうな気もします(笑)
厚かましく、正攻法でないことも選択肢にいれて、お金と向き合って生きる。
本書の最後の一文は、とっても誘惑的(笑)
さいごに
ここまで書いてきて、やっぱり私は西原理恵子先生の、こういう優しいところが好きなんだなぁと感じました。
この『最後の講義 完全版』が、早く必要としている人に届きますように。